オーメン:青魔道士の未来
2017年は青魔道士にとって変化の年となる…昨年末の記事にそんな予想を書きました。
季節はめぐり春も終わりに近づいた今、吟遊詩人の強化が転機となってヴァナ・ディールの、特に前衛を取り巻く景色も変わりつつあるように感じています。
前衛とされるジョブの数は多く、限られた枠でパーティーを組む以上は常に他前衛との椅子取りゲームを意識しなければなりません。最近、様々なジョブの方から「どうすればもっと活躍できるの?」と聞かれるのですが…筆者の答えは決まって同じ。
自ジョブの強みを活かし、他ジョブとの差別化を図ってください。ダメージを出す、それだけが全てではないのです。あなたのジョブの強みとは一体何でしょう?即答できないなら、一度自身の手札――アビリティや特性、装備可能なもの全て――を再確認するべきと考えます。
今回の記事ではオーメンにフォーカスして青の様々な強みをご紹介。「シャンデュシニュのダメージが全て」そう思われている方も多いようですが、それは一つの側面に過ぎません。
青魔道士の優位性
- 青の強みは多彩な青魔法、それに装備の幅広い選択肢を活かした防御力にあります。
最近は以下の青魔法セットがお気に入り。サポ戦が前提。
12番までは標準的な作りで、残りのスペースを防御に向けています。
ホワイトウィンド
範囲HPを1,000前後回復。防御的な前衛としての競合先はHP回復手段をほとんど持たない剣であるため、青の存在意義とすら言える魔法。前衛においては「ワンアクションの強さ」が重要で時間ロス(=与ダメージ減)を被りやすいマジックフルーツとは似て非なる存在。
範囲攻撃の「構え」に合わせて先読み詠唱を開始。Kyou/アンファルタリングブラバードやGin/ゼロアワーに対して特に有効。敵対心を取り過ぎたら被ダメージ減装備に着替え。Kin/ターゲッティングに対しては敵対心をメリットに転化できます。
- HP回復量は以下の式で求めます。現在HPは参照しません。intは端数切り捨ての意。
=int(int(青魔道士の最大HP/7)*2*(1+ケアル回復量%))
マジックハンマー
「で、MPどうするの?」もっともな疑問です。テンポラリや神符が存在しないオーメンでは足枷を嵌められたような不自由さを感じていましたが…実はボスから吸収することができます。
Kinはその魔法詠唱中に受けた魔法ダメージを全て吸収します。仕様として魔法ダメージが吸収される際はレジスト判定が発生しません。これは与えるはずだったダメージが最大威力で吸収されてしまうペナルティとして働く一方、追加効果は吸収の対象ではないためインパクトやマジックハンマーのような追加効果がメインの魔法にとっては単にレジストされないメリットだけが残ります。
同様のギミックを使わずとも、その他のボス(Kyouで確認済。情報をお寄せください)/中ボスに対し十分な魔命を確保すれば普通に吸収することも可能。特別な支援や食事は必要ありませんが、入りにくい時はミメシスも検討。
- 途中の甲虫/カブトムシやマンティス/カマキリからも吸収できます。
マジックバリア
被魔法ダメージを青魔法スキル+40(=550前後)軽減。消費MPが29と軽く「先置き」できるためマジックフルーツのような時間ロスが生まれにくい。
Kinのダメージ吸収は魔法詠唱で手を止めることで対処します。Glassy Thinkerの記事でも触れましたが、移動を伴う行動より反映が早い。
オカルテーション
- ブリンク9枚。青魔法スキル500で10枚、550で11枚と幻影数が変化。青ジョブマスター時の魔法スキルは476で、ASジュバ+3を足すだけで幻影が1枚増加。
サベッジブレードでも強力。
テルキネ装束
- イドリスのヴェックス/アトゥーン以上の魔回避を装備で得ることができます。「構え」に合わせて着替えると体感できるレベルで状態異常をレジストしますが…
常にスタンを構えているようでとても疲れるのが難点。青の大きな強みだけに悩ましい。
- 操作の負担を軽減するため、CtrlまたはAltと数字キーで直接マクロを発動できるキーボードでの操作がオススメです。ゲームパッドのように手を離すことなくチャットできるのが最大の利点。意思疎通が速い。
装備の詳細は: from20020516.hatenablog.com